こんにちは、むさしです。
最近、車の板金・塗装がこれまで以上に難しくなってきているそうで、
「形、色を修復すれば良い」では済まされなくなっている様です。
特にボディの色合わせが難しいそうです。
その理由は
①パステルカラーが多くなり類似色が多く非常に微妙な差でしかない
特にメタリック調が増え何層にも塗装する必要があり、色合わせが難しい
②センサーやカメラ類が多くなり脱着も大変。指示書が細かくなり作業が難しい
③ボディに高張力鋼板を使用しているとこれまでの板金手直しでは直らない事があ
る
今、ミラ・ジーノを修理に出していますが、右後輪上部のちょっとした接触と思っていたら、3週間近くかかるというのもこれらの理由でもある様ですね。
6月17日撮影
更に
④安全装置で板金塗装の仕事が減少
⑤LED化でバルブ交換が減少
⑥純正ホイールが良くなり交換が減少
⑦騒音規制でマフラー交換が困難になってきた
とディーラーでないと難しい状況になってきているらしいですね。
むさしも現役時代にモノづくりを30年近く行ってきて、品質管理にも携わっていました。
特に色合わせについては製品塗装色の色差はΔEと言う数値で差異を比べます。
例えば全体が白色の製品でもしょっちゅう目に入るものであれば、部品ごとに白色の差があると結構気になるものです。
部品毎の色差の差異がΔEの狭い範囲に収まる様に仕上げなければなりません。
これが難しかったです。
でもやりがいがありました。
これは車のボディの塗装と全く同じですね。
車の色は景気が悪くなると黒系が、景気が良くなると明るい派手目な色が多くなるそうです。
確かにバブルの時代は派手な色の車が多かったような気がします。
最近はホワイト系、ブラック系、グレー系で70~80%近いらしくメタリックが増えています。
特にルーフ部と本体が違う2色塗装が選べるようになっておしゃれになってますね。
出勤時に泥を上からかけたような塗装色の車を見かけます。
最初見た時は「何じゃこりゃ‥‥!」と驚きました!
でもファッションの一部として個性が出ていますね。
どんどん多様化して「自分独自の一点物」が重宝される時代になってきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
6ケ月めの「山麓きなこ」ちゃん