こんにちは、むさしです。
先日、アルバイト先の某山麓公園での出来事です。
一日2回午後から1回10分程度で男子風呂の清掃巡回をします。
すると男子風呂の入口で女性から、
「父がお風呂に入っていますが早く出る様に伝えてもらえませんか?
〇〇と申します。」
と言われました。
その時の風呂の受付はシルバー人材センターの女性でしたので男子風呂の更衣室に入るわけにもいきません。
むさしが「解りました。」と更衣室と浴槽でお客さんに声掛けしますが皆さんきょとんとして反応がありません。
「小柄なおじいさんで耳が遠いのです。もう一度呼んでみてもらえますか?」
と言われてもう一度浴槽内を見回すと、80代と思われる小柄なおじいさんが一人座っていました。
耳元で「○○さんですか?娘さんが外で待っておられますよ」
と言うと
「ああそうですか‥‥」
と言って更衣室に出てこられました。
そこで娘さんに
「本人に伝えましたので大丈夫ですよ。」
と伝えました。
むさしも安心して作業を進めていると、どうもそのおじいさんは私の後をついてくる感じです。
「どうされました?」
「どこで服を脱いだか解らんわ!」
といわれるので
「腕にはめている番号のロッカーの中に服はありますよ。145番ですね」
と言うと
「ありがとう、解った」
と言いましたが、座ったままボーッとしています。
(ロッカーの場所が解らないみたいやな‥)と思いその番号のロッカーまで一緒に行って鍵を開けました。
入口に戻りそのことを娘さんに伝えると、
「何か月か前に来たときは大丈夫でしたが‥‥」
と言われましたが
「ロッカーの事も着替えた場所も解らない様なので今度こられる時は注意された方が良いですよ。私の母も同じ様なことがありました」
と伝えました。
僅かの期間の間に認知症(おそらく)は進むものだと改めて知らされました。
ぬいぐるみに囲まれて眠る「きなこ」ちゃん
最後までお読みいただきありがとうございました。